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ケージの快適な設置場所と避けるべきNGな場所

モルモットが毎日を過ごすケージの置き場所は、彼らの健康と心の安定に直接影響する非常に重要な要素です。臆病で環境の変化に弱いモルモットが、安心して快適に暮らせる家を作るために、どこにケージを置くべきか、その理想的な条件と避けるべき場所を具体的に解説します。

💡この記事でわかること
  • モルモットが健康で安心して暮らせる、理想的なケージの置き場所の5つの条件がわかる
  • 直射日光やエアコンの風など、絶対に避けるべきNGな場所の具体的なリストが手に入る
  • 温度・湿度・騒音といった、モルモットの心と体の健康を守るための重要な環境条件が理解できる
  • リビングなど、家族の気配が感じられる場所のメリットと、設置する際の注意点がわかる
  • ケージの置き場所一つで、モルモットのストレスを減らし、病気を予防する方法が学べる
目次

理想的なケージの設置場所 5つの条件

温度変化が少なく、快適な室温が保てる場所

モルモットはもともと涼しい高地に生息していたため、特に高温多湿が苦手です。一年を通して安定した環境を保てる場所を選びましょう。

  • 快適な温度・湿度: 温度は18~24℃、湿度は40~60%が理想です。
  • 避けるべき場所: エアコンや暖房の風が直接当たる場所、ドアや窓の近くなど、温度が急激に変化しやすい場所は避けましょう。
  • 寒さへの耐性: 暑さに比べれば寒さにはやや強いですが、個体差があります。特に毛の短い短毛種や毛のないスキニーギニアピッグは寒さに弱いので注意が必要です。

静かで、大きな音や振動がない場所

臆病なモルモットは、騒がしい場所では落ち着かず、常にストレスを感じてしまいます。人の足音や物音にも敏感に反応するため、できるだけ静かな環境を選びましょう。

  • 避けるべき場所: テレビやスピーカーの近く、ドアのすぐそばなど、頻繁に大きな音が発生する場所は不向きです。
  • 落ち着かせる工夫: もし周囲が騒がしい場合は、ケージの一部を布で覆ってあげるなど、モルモットが隠れて安心できる空間を作ってあげると良いでしょう。

家族の目が届き、人の気配が感じられる場所

「静かな場所」とは矛盾するようですが、完全に孤立した場所は飼育に適していません。家族が集まるリビングなどが理想的です。

  • 健康管理のために: 常に様子を見られる場所に置くことで、食欲の変化や体調不良といった異変にいち早く気づくことができます。
  • 空調の安定: 人が快適に過ごすリビングは、空調が効いていて室温が安定しているため、モルモットにとっても快適な環境です。
  • コミュニケーションのために: モルモットは人に懐く動物です。人の気配がする場所にいることで安心して過ごせ、飼い主との絆も深まります。大好きな飼い主さんが近づくと「ピーピー!」と鳴いて催促する可愛らしい姿も見られます。

風通しが良く、湿気がこもらない場所

湿気は皮膚病や呼吸器疾患の原因になります。ケージ内が蒸れないよう、風通しの良い場所を選びましょう。ただし、すきま風などが直接モルモットに当たらないよう注意が必要です。

低く安定した場所

ケージは、丈夫で安定した台の上か、床に直接置くのが安全です。

  • 安全性の確保: 高い場所に置くと、万が一の落下事故の際に大怪我につながります。
  • 出入りのしやすさ: 床に近い場所に置けば、部屋んぽの際にモルモットが自分でケージに出入りしやすくなります。

【要チェック】避けるべきNGな設置場所リスト

モルモットが不安を感じたり、健康を害したりする恐れがあるため、以下の場所は避けましょう。

  • 窓際: 直射日光による熱中症や、外気による急激な温度変化の原因になります。
  • エアコン・暖房器具の真下や正面: 風が直接当たり、体調を崩します。
  • ドアや通路のそば: 人の出入りが激しく、落ち着きません。
  • テレビ・スピーカーの近く: 大きな音や振動がストレスになります。
  • 玄関・廊下・物置: 温度変化が激しく、孤立してしまい体調変化にも気づきにくいです。
  • キッチン・お風呂・トイレの近く: 調理中の匂いや蒸気、湿気、洗剤の香りなどが健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • ベランダ・屋外: 日本の気候での屋外飼育は非常に困難で危険です。
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