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モルモットの飼育方法-モルモットの運動

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部屋へ放して運動  

モルモットに運動は必要?

モルモットは昼間は寝ていることが多く夜はエサを食べたりじっとしている時が多いですね。でもよく観察しているとケージの中で走り回ったり牧草に潜って遊んでいます。

いままでモルモットはおとなしいと書いてきましたが、実は活発に運動もします。運動量はウサギやフェレットに比べれば少ないですが、モルなりに元気に運動します。
ケージの中だけでは、限られた運動しかできないため、太りすぎの原因にもなります。一日30分~1時間ぐらい外に出してあげ運動させるとよいでしょう。また、運動することによって、ストレス解消にもなります。

まだケージから出る事に慣れてないモルは、ケージの外の広い環境に驚いて固まってしまいます。そのままじっとして動きません。 この場合はケージの周りに身を隠せるような物を置いてあげると良いでしょう。
ケージの外に慣れてくると好奇心旺盛にプププと嬉しそうに鳴きながら自由に歩き回ります。

運動する時間

モルモットは原種が夜行性なので、ペットのモルモットも昼間は寝ています。ペット化されてからある程度は飼い主の時間に合わせて活動しますが、やはり昼間はうとうとしていたりマッタリ過ごしています。 夕方くらいから元気になって飼い主が寝る頃まで活発に遊ぶので、この時間帯に運動させると良いでしょう。

一度に沢山の時間を遊ばせるのではなく、毎日決まった時間に30分~1時間くらい遊ばせるのが適当です。 ケージを掃除するときに遊ばせるのも良いですね。

運動の場所

基本は室内で遊ばせることです。室外は、日差しの強い場所で熱中症になったり思わぬ物を食べたり危ない場所に入り込んだり、モルモットにとって危険が沢山あります。
室内では安全面と衛生面および温度がある程度コントロール出来るので適しています。

遊ぶときに気をつけること  

モルモットの安全

気をつけなければいけないのは、部屋の中を安全にすることです。

  • 体が小さくて臆病なので、狭い隙間に潜り込む
  • 高さを把握する能力が少ないため、高いところに上ったら降りることができない
  • 落ちている物は食べる
  • 何でも囓る、囓った後は食べる
  • 物音などびっくりしたときはパニックになる。ショック死することもある。

放すときは、上記に気をつけて目が届く安全な場所遊ばせましょう。 サークルや段ボウルなどで作った囲いの中で遊ばせると安心です。

部屋の中を安全に

具体的に部屋の中で運動するときの注意です。

  • 観葉植物
    モルモットが食べることがあります。観葉植物や園芸用の植物には毒性がある種類があり、これを食べて中毒になったり死亡した事例があります。
  • 煙草の吸殻、芳香剤、殺虫剤など
    このような化学物質を口にしないようにしましょう。
  • 電気のコード
    囓って感電することも、漏電して火災になる恐れもあります。
  • 床にあるゴミやビニール袋
    なんでも口にしてしまうので注意をしましょう。
  • 暖房器具
    近寄って火傷してしまうので注意しましょう。
  • 高い位置
    高さが把握できないので、遊んでいて落下事故になる。
  • 人の食べ物
    お菓子の中身や袋など。味付けしてある食べ物は与えてはいけないと考えて下さい。
  • 他の動物
    インターネット上やテレビでいろいろな動物が一緒に遊んでいる場面があります。おすすめしません。モルモットは臆病で捕食される動物なのです。
  • 新聞、本、紙
    部屋の中や床に置きっ放しの本や紙は囓って食べます。筆者宅では歯形が付いた書類を提出したことがあります。新聞紙や雑誌はインクや漂白剤などの化学物質が含まれているのでモルが囓らないように片付けておきましょう。
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