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モルモットの飼育方法-繁殖の準備

目次

交尾適齢期と発情期の期間  

成熟期と適齢期

モルモットは産まれてからおおよそオスは3~5週、メスは4~6週で成熟期に達します。
繁殖の適齢期はオスは3~5ヶ月で体重は550g、メスは4~6ヶ月で体重は500gが目安です。
※これは目安であり、6ヶ月を過ぎても生後成長が遅い子や体重が少ない子はもう少し育つまで待ってからの繁殖が望ましいといえます。

※メスは初産が生後7~8ヶ月を過ぎると恥骨の結合部分が癒合して、骨盤の開きが小さくなり、自然分娩が難しく難産になる可能性が増えます。場合によっては帝王切開が必要になる事もあります。

さらに月齢が10ヶ月を超えると急激に癒合するので、できるだけ10ヶ月齢までに初産を経験するのが望ましいです。

月齢が10ヶ月まで、理想的には6ヶ月齢までに初産を経験しておけば、それ以降は産道も骨盤も開くので再び繁殖することができます。

オスの子は月齢12ヶ月までに交尾の経験をしないと、交尾欲が減っていき、いずれは繁殖ができなくなることがあります。
そのため、月齢が4ヶ月に達したらできるだけ早めに交尾を経験すると良いでしょう。

発情期

モルモットは人間と似ていて多発情で、一年中発情しています。

メスは発情に周期があり、15~17日周期で発情します。そして、発情開始から10時間後くらいに排卵が起きます。発情時間は24~48時間で、この時間内でオスを受け入れるのは6~11時間です。このオスを受け入れる時間に合わせて一緒にするとよいです。

オスは発情の期間はなく、一年中常時発情ができる仔です。メスの臭いを嗅ぐと特有の鳴き声でグルルル~グルルル~と鳴き、お尻を振ります。

繁殖の準備  

馴らし期間 お見合い

当サイトの多頭飼い:複数飼育のページでも触れましたが、オスとメスを一緒にしてすぐに仲良くなるとは限りません。 性格や相性もあり仲良くなるためには徐々に馴らしていくのが望ましいです。

まずはオスとメスをいきなり一緒のケージに入れるのは避けて、それぞれを別のケージに入れて隣に並べて設置します。 この時にお互いが存在を認識して相手の匂いを覚えたり、柵越しに鼻と鼻をくっつけて挨拶をするかもしれません。

その後は短時間だけオスとメスを同じケージに入れるか、広いスペースに一緒に放して様子を観察します。 初期の段階ではオスがメスを追いかけ回す、メスがオスを鼻で突っつく、蹴り飛ばすなどの仕草があるかもしれません。
一回の一緒にいる時間は短くても、何度か回数を重ねて一緒の時間を過ごすうちに仲良くなると思います。

メスが適齢期に達して発情のサインを出すまでの間はこのようにして徐々に馴らして仲良くなるようにしましょう。 また、オスとメスの相性が悪い場合もあります。この場合はムリに一緒にさせるとストレスとなるので離しましょう。

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