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モルモットの飼育方法-出産のとき

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出産の時  

出産日の予測は難しい

モルモットの出産日の予測は難しく、出産の前の行動や仕草の変化からそろそろ近いと気づいてください。出産前の変化はモルの個体差やコンディションにより異なりますが、変化が分かりやすい仔も微妙な変化で気がつきにくい仔もいます。飼い主さんはよく観察してください。出産前のサインが分かりにくく飼い主さんでは判断が難しい場合は獣医に相談することをお勧めします。

出産前のサイン

出産日の目安は胎動を始めてからおおよそ18~20日くらいです。妊娠してから獣医の診察を受けているなら、骨盤が開く、レントゲン写真などでの獣医の所見と飼い主さんへの指示に従って慎重に対応してください。

分娩が近づくと骨盤付近の筋肉が弛緩して、骨盤が15mmまで開くと48時間以内に産まれます。陣痛が始まると痛いのでモルに微かな変化があります。出産の直前には骨盤は20mmまで開き、力んでいる様子がうかがえます。

出産

出産を始めたらおおよそ30分くらいかけて、数分おきに産みます。この時に新生児とともに血が出るので驚かないでください。赤ちゃんはおおよそ60g~100gくらいで産まれます。産まれた直後は母モルが赤ちゃんの体をなめてキレイにして、胎盤を食べます。赤ちゃんモルは成熟した状態で産まれるので、目は開いていて体毛が生えて永久歯も生えています。産まれて1時間以内には歩き始めて、母乳を飲んだり柔らかい野菜やペレットを食べ始めます。

産後の発情に注意

※メスは出産後に早ければ6時間で、または10時間程度で発情と排卵を再開します。これは分娩後発情といい、排卵数が多く交尾が成立すると妊娠率は80%と高く、妊娠中毒になりやすいリスクがあります。

出産後は2ヶ月程度はオスとメスを分けてゆっくり休養できるようにしましょう。

難産など出産のトラブル  

モルモットは一般的に安産だと言われています。それは生後6ヶ月までの出産で妊娠期に健康に過ごした仔は自然分娩で安産になる事が多いと思われます。

しかしながら、難産や死産、流産、破水、育児放棄など様々なトラブルに直面する機会が少なくないという事もあります。

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