特徴
大きさ
モルモットは大きな頭と胴長で短い足が特徴の動物です。 先にも書きましたが体調は20㎝~40㎝の小型で体重は0.5㎏~1.5㎏くらいの大きさで、うさぎよりは小さくハムスターよりは大きな体です。
これからの普及に期待
ペットショップでは小動物の仲間で見かけますが、日本ではモルモット=実験動物のイメージが強いと思われ他の国に比べてあまり飼われていないようで、売り場でもあまり多くは見かけません。モルモットの書籍や用品も多くはありません。
このようなイメージですが実際に飼ってみると、うざぎやハムスターと比べて丈夫で飼いやすく感情表現が豊かで一人暮らしの方や集合住宅でも飼育可能であり少しずつ広まっています。
その他の特徴
体の他の特徴としては、大きな頭にクリクリの目が横についており、広い視界なのですが後ろは見えません。耳は立ち耳や垂れ耳の子がいて、たいていは毛が生えていません。
頭が大きく胴長なので、どこが境目なのかよくわかりません。毛が長い子は頭とお尻がぱっと見ではすぐには判別しにくいかもしれません。また、頭と胴体の大きさの割には足が短くて短足です。お腹が床につくほどの脚の短さで、おとなしくしているときはヨチヨチ歩いて愛嬌があり可愛いのですが、本気で走ると追いつかないほどの早さでダッシュします。
性質
穏やかでおとなしい性格
性質は穏やかでおとなしく臆病です。もともと原種が被食性の草食動物であり、外的から身を守るために群れをなして行動していました。故に警戒心が強く穴の中や物陰に隠れて過ごす習性がいまでも残っています。
環境の変化に敏感
環境に対しては神経質で、人の気配や足音、物音がすると敏感に反応します。ケージの位置を変えたり周囲の環境が変わる、餌が変わるなどの変化でも敏感に反応して警戒してしまい、場合によっては餌を食べず水も飲まなくなることがあります。このようなストレスや環境の変化から体調を崩して病気になったり下痢になったりしないように、平和で穏やかに暮らせるようにしたいものです。
なんでも囓るかじる
モルモットはげっ歯類なので本能的によく囓ります。これはハムスターやうさぎにも見られる行動ですが、囓ることでストレスを解消したり遊んでいるようです。
部屋で遊んでいるときは電源コードやケーブル類、家具や柱、紙、その他いろいろ囓ります。
電気のコードは感電する恐れがありますし、囓って有害なものもあるので部屋で遊ぶときは気をつけましょう。
もう一つの性質は、臆病な反面、好奇心が旺盛で感受性が強い面があります。詳しくは次項をご覧ください。
睡眠
あまり熟睡しないようです
モルモットは原種時代は被食性であったため、夜行性であり警戒心が強く用心深くすることで身を守っていたと考えられます。なので捕食されないようにいつでも逃げられるようほとんど熟睡しないと考えられます。
ペットはよく寝る
ところが、家畜化されペット化された現在のモルモットは飼い主さんや住まいになれると熟睡しているように見受けられます。 実際には一日中ほとんど熟睡してないかもしれませんが。
左の写真のモルモットは片足を投げ出して肉球が丸見えの状態で横たわって寝ています。右の写真のモルモットは目を閉じて寝ています。警戒心はまるで感じられません。
昼型の生活リズムを覚える
熟睡する子もいますが基本的には夜行性なので、昼間はうとうとしたり起きたりの繰り返しです。個体によっては慣れてきてくつろいでぐっすり寝る子もいます。 飼っているうちに飼い主さんの生活リズムに慣れて、夕方頃から元気になり夜まで活発に遊んで過ごす子もいます。往々にして朝の目覚めは早く、ご飯をちょうだいと催促して大声で鳴きます。
警戒心は強い
警戒心が強いため普段は瞬きをする子でも、警戒モードの時は目を閉じたり瞬きをほとんどしない子も少なくありません。目を大きく見開いているときは警戒している様子です。
寝ているときも目を開けたままの子もいます。リラックスしているときは目を開けたまま寝たり、まぶたを半分ほど閉じて寝ていることがあります。 遊んだ後やご飯を食べた後、柔らかい毛布にくるまれているとき、抱っこして撫でているときに寝てしまう場合は瞼を閉じることが多いと感じます。ただし、些細な物音ですぐに起きますが。