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モルモットの形態と生理

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形態

大きさ

体調20㎝~40㎝の小型で、頭が大きく胴長でお腹が下につくほどの短足、尻尾は極めて短くて無尾に見えます。大きな顔と太い首、ずんぐりした体つきです。体重は0.5㎏~1.5㎏。メスよりもオスのうほうが大きくなる場合がおおい。

短い手脚

指は、前脚に4本、後ろ脚に3本あります。
短足かつ跳躍が苦手で、おおむね20㎝~30㎝の壁であれば乗り越えることはまずできません。

歯はうさぎと同じように開放性で、生涯伸び続ける常生歯です。歯が伸びると痒くなるので、囓って長さを保ちます。

生体情報

体温は37.2℃~39.5℃、心拍数は230~380回/分、呼吸数は42~104回/分です。
健康維持に理想の気温は17℃~24℃、同じく湿度は40%~70%です。

寿命

寿命はおおよそ6年~8年前後、モルモットやうさぎなどの小動物専用フードや飼育環境の向上によって数10年前に比べて平均寿命も長くなっているようです。中には10年以上生きる長寿モルモットもいるほどです。

生理

夜行性で用心深い動物で高温多湿に弱いのです。環境の変化に弱く、急に変えると怯えて餌や水をとらなくなります。

体温調節

また、モルモットは汗をかかないので、排尿によって体温を下げます。したがって、暑いときは多くの水を飲みます。

夜行性の草食動物

食餌は草食動物です。モルモットは食べ過ぎることなく自分で量を調整するので自由に採食させることができます。夜行性のため、通常は夜明けや夕暮れ時に餌を食べます。

食糞

モルモットはうさぎと同じように食糞をおこないます。盲腸が大きくて腸の半分近くになります。繊維質は盲腸内や直腸内の細菌などにより消化します。

ビタミンCを摂取

モルモットにはLグロノラクトンオキシターゼがなく、つまりビタミンCを体内で生成することができません。なので、餌から補給する必要があります。このビタミンCを体内で生成することができない事が人間と共通していて、実験に使われる理由の一つと言われています。

さらに、臆病なのでストレスを感じやすく、病気の時やストレスを感じているときはビタミンCの消費量が多くなります。

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