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モルモットの飼育方法-接し方と馴らし方

目次

モルモットの接し方  

もし飼い主さんが犬のようにモルモットに飼い主さんの言うことを聞いたり意図するように振る舞うような期待をしているなら、モルモットに躾は難しいと考えて下さい。

モルモットはすぐに馴れるの?

動物をお迎えしたときにワンコや猫などは来てから比較的はやく馴れることが少なくないと思います。
ではモルモットはどうでしょうか?
実はモルモットは馴れるまでに時間がかかる仔が多いです。

ウサギさんやモルモットは動物園やふれあい公園などで接すことができて、抱っこしたり膝の上でおとなしくしており、飼ってから馴れるまで時間がかからないと思われているかもしれません。

実際に飼ってみると、モルモットは警戒心が強く臆病な動物なので飼い主さんや新しい環境に安心して警戒心を解いてくれるまで時間がかかってしまうかもしれません。

抱っこしたり仲良くなれる?

動物園やふれあい公園などでウサギさんやモルモットを抱っこしたり仲良く一緒にいると、家でもモルモットを飼って同じように抱っこしたいですよね。

モルモットが懐いてくれて、抱っこしたり仲良くできるかはモルモットの個体の性格と飼い主さんの接し方次第だといえましょう。

モルモットは警戒心が強く臆病な一方で、好奇心が旺盛で感受性が豊かなので愛情を持って優しく接すると飼い主さんの気持ちが伝わって癒やされると思います。

懐くまでは段階を得て少しずつ

モルモットは最初は警戒心をほぐして安心できるようにして、その後に徐々に馴れるようにするのが望ましいです。

お迎えして最初の一週間くらいは迎えた後の接し方も参考までご覧下さい。

  • 来た当日か翌日はそっとしておく
  • 落ち着いてきたら新しい環境や飼い主の存在を認識させて馴れさせる
  • 名前を呼んだり野菜をあげて警戒心を減らす
  • ケージの外に出て遊ぶ。部屋の中も怖くないと知り馴れさせる
  • 少しずつ撫でたり抱っこをして懐かせる

まずは馴らすことから 

まずは馴らすことから

最初に家にやってきたときは怖くて怯えて隅っこでじっとしています。モルモットは警戒心が強く臆病なので、新しい環境や初めて見る飼い主さんに、特に自分よりも大きな飼い主さんには本能的に怖がります。

モルモットの気持ちは、初めての環境でどんなだか分からずに怖くてビクビクしていると思います。

そんな気持ちの時に大きな音を出したらビックリして驚いてしまいます。飼い主さんが抱っこしたら、来て何も分からないモルモットにとっては飼い主さんが大きな動物に見えて、まるで自分が捕獲されてしまったのかと感じてしまい大きなストレスになります。

可愛いモルモットをすぐにでも抱っこしたい気持ちは少し押さえて、しばらくの間はモルモットが落ち着くまでは抱っこはもちろん覗き込んだりせず大きな音を出さないでそっとしておきましょう。

その後しばらくするとモルモットは少しずつ慣れてきて自分の置かれている環境が安全かケージの中を探検して確かめます。次第に飼い主さんの存在やエサをくれる事を理解し始めます。

悪いことをしても叱らないで

躾のやり方でイメージするのは大きな声でしかったり、デコピンしたりたたいたりして作法を覚えさえると思います。しかしモルモットはなぜ怒られたのか理解することが出来ません。

悪いことをした→だから怒られたと関連づけて理解する能力がないのです。これは、モルモットにストレスを与えていることになります。

詳しくはモルが馴れないときはをご覧下さい。

理解できることも少しはある

モルモットの理解の範囲は狭いですが、学習することが出来ることもあります。

モルモットはいま自分の置かれている環境や飼い主さんから与えられる食べ物や声、そして自由に遊ぶ楽しさなどの、規則性や繰り返し行われるパターンやリズムを覚える事ができます。

その例の一つとしては、冷蔵庫の扉を開けたり買い物袋の音が聞こえると、おいしい物を食べさせてくれると期待して大きな声で鳴いて催促をします。

この習性を利用してモルモットが大好きな野菜やおやつなどを飼い主さんとの距離を縮めるために活用してはいかがでしょうか。

野菜や果物の力を借りて、モルモットの習性を利用してうまく飼い主さんの意図する方向にモルモットを誘導すれば、多少は言うことを聞くように躾ができる期待が持てます。

名前を付けて呼んでみよう

モルモットが自分の名前を覚えるか、そもそも名前の認識と理解ができるのかは分かりません。名前が分からなくても飼い主さんが話しかけている言葉を音として違いを聞き分けていると思われる振る舞いはあります。

モルモットの飼育の経験上は名前を呼んだ仔が振り向いて反応したり、さらに呼び続けるとよちよち歩いて寄ってくることはあります。

モルモットに名前を付けて呼ぶことは、懐くためにも躾のためにも有効だと思われます。

モルモットは臆病なので急に抱っこしたり背後から近づくと驚いて警戒します。ビックリして逃げたりパニックになる事もあります。
モルモットに近づいたり抱っこをする時は名前を呼びながら行うことで怖がらせないように知らせるとよいでしょう。

近づくときは背後から手を出すのはやめましょう。モルモットに見えるように、優しく声をかけながらゆっくり近づくと警戒心を少なくすることができます。

飼い主がモルモットに馴れる

モルモットを飼うにあたって飼い主さんもモルモットになれて下さい。

飼い主さんがモルモットに慣れることはモルモットにとっても快適であり、飼い主さんに馴れて懐いてくれるために大切な事です。

モルモットの飼育に慣れる

モルモットを飼育するためには接し方、ケージや環境と掃除、食べ物、ブラッシング等のケアと体調管理など、様々な面で飼い主さんが知って経験して覚えてモルのお世話と飼い方に慣れましょう。

飼育する生活に慣れる

モルモットのお世話が飼い主さんの生活の中になじんで習慣化して、飼い主さんの日常の生活の一部になりましょう。

モルモットをお迎えした後は、モルモットが嫌がるような環境にならないように部屋の工夫をしたり、モルモットが遊ぶときに危険なものはかたづけたり、飼い主さん自身の生活で掃除や整理整頓と規則正しい生活になるようにしましょう。

個性や性格に馴れる

モルモットの個体差によって個性や性格があります。飼い主さんはモルをよく観察して下さい。

初めての飼い主さんはモルモット自体がどんな動物でどのようにお世話をしたらいいか手探りだと思いますが、モルモットは自分の気持ちや感情を表に出しやすい動物なので、よく観察してモルの気持ちを汲み取るようにしましょう。

いまモルモットを飼っていて新たに増やす場合は、お迎えしたモルがどんな仔なのかよく観察してその仔に適応した飼育をするのが望ましいです。

先住のモルとの関係、お迎えした仔の性格や特性、食べ物や遊びの嗜好など様々な面から観察して飼い主さんがお迎えしたモルの仔に馴れましょう。

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